失敗を恐れず、新しいことへ挑戦していく姿勢を身につけてほしいです。
デジタネ
講師:五加様
デジタネの指導で、意識していることを教えてください。
特に小学生にとってプログラミングを学習する=プログラミングスキルの習得だけが必ずしもゴールではないと思っています。そして私自身、プログラミングを学習する過程を通じ、思考力など人生に必要となる力を磨いて欲しいと考えています。そのために、まずはプログラミング自体が楽しいことであるということを思ってもらうことを意識しています。
その際には、最初から否定しない、子どもに負けない元気で対応する、失敗したときこそ次にどのように楽しむかの提案することの3つを意識しています。具体的には、否定的に聞こえないように、言動や行動に気を付けています。例えば生徒が失敗したときには、まずは「失敗して当たり前」とフォローを行い、今できなくてもどの教材まで理解できたらつくれそうなのかを具体的に伝えて生徒本人のモチベーション維持や目標を掲げられるようサポートしています。
デジタネを通して、生徒たちにどういったことを学んでほしいですか?
まずはやはりプログラミングの基礎スキルや、パソコンなどで何ができるのかというデジタルリテラシーを、楽しく学習をしながら身につけて欲しいですね。デジタネではエンタメ型プログラミング教材を活用しながら学習していきますので、本質的な学びも楽しみながら得ていただくことができるようになっています。
さらにもう一つ学習する生徒に伝えたいことがあります。それは失敗はだめではないということです。
わからなかった、できなかったを恥じる必要はありません。自分自身の経験で、否定されるのではないかと思うと、新しいことに挑戦する機会を自分で奪ってしまっていると感じる経験がありました。それは間違いなくもったいないことですので、生徒たちには「失敗していいんだ」「挑戦していいんだ」という経験をデジタネを通してしてもらいたいですし、まさにそんな失敗すらも楽しんで欲しいと思っています。
プログラミングの指導をされている時に特に気を付けていることを教えてください。
やはりプログラミング学習をする中で、チャレンジしやすい環境づくりをすることを特に意識しています。そのためには否定しないこと、それにより生徒たちの心の安全性を守ることにも注意を向けています。
プログラミングの学習では、新しい事と向き合い、そこから学びながら作品を作っていく機会が非常に多いです。そうすると、新しいことに挑戦することに対して、不安に思ってしまう生徒も多いと感じています。まずは「この環境は自己表現しても否定されない」と思ってもらうことで、新しいことに挑戦できる環境作りを心掛けています。 実際に、最初は授業に集中できない生徒もいましたが、今では自分が作りたいことを表現するために何時間も椅子に座って集中するようになってきたりなど、日々生徒たちの成長を感じております。
プロ検の実施を決められた理由を教えてください。
楽しく学習を進めるためには、教材や教室の雰囲気なども大事ですが、やはり生徒と保護者の方に実際に何ができるようになったかをわかりやすく伝える必要があります。 その時にプロ検を活用させていただければ、デジタネで楽しく学んだ学習の成果を可視化できるようになり、それをわかりやすく生徒たちにも伝えられる点に魅力を感じ導入しました。 元々デジタネで学んだ学習の成果や社会的意義を保護者の方に伝える際に、何か可視化できるものがあるとよいと感じていました。別の検定も実施していましたが、プロ検は結果表の中で具体的にどこのスキルをどのように伸ばすべきか記載されているので、生徒へのフィードバックがわかりやすくできる点が利点でした。
また、問題が選択式なので年齢に関わらず、シンプルにプログラミング能力を計れる点もよいと思います。低学年の生徒の場合、漢字や読解力の部分でつまづく生徒もいるため実施価値があると思いました。
プロ検の実施によって生徒さんたちに変化はありましたか?
はい、変化はありました。検定をきっかけに生徒たちのモチベーション向上に繋がりました。自分のレベル感がわかることで、次はこのレベルに合格したいと感じ、自分で目標設定できる生徒が多い印象です。中には検定をきっかけにテキスト言語を学び始めた生徒もおりました。
保護者の方からは、「これまではプログラミング能力を受験の場で表現できる機会がなく困っていたが、検定を取ることで表現できるようになったことはすごく助かっている」という意見をいただいております。
プロ検へのご期待や、ご意見があれば ぜひお願いします。
現状でも生徒のためになるという点で魅力的ですが強いていうのであれば、月に1週間しか受験可能期間がないので、期間が延びるといいなと思っています。
また、保護者様からの意見としてもっと中学、高校受験などの役に立つようになってほしいというご意見を頂戴しております。
最後に、プログラミングを学ぶ子どもたちへのメッセージをお願いします!
プログラミングでわからない項目がでてきても大丈夫!
のちにこれってそういうことだったんだ!という時期が、続けていればきっと来ます。
ぜひ信じて愚直にがんばってください!
■デジタネとは
デジタネは、まだ日本に「プログラミング教育」という言葉すら浸透していなかった2014年より開講している、プログラミング教育の草分けとも言えるスクールです。国内外230教室で展開中のプログラミング教室にとどまらず、人気ゲームで“遊ぶ“を”学ぶ“に転換した教材を開発し、オンラインでも受講できる事業展開へと拡大しました。
現在では、エンタメ型プログラミング教材として海外(シンガポール、インドネシア、ベトナム)および日本国内のプログラミングスクールや習い事教室、学習塾、学童などに広く導入され、提供開始から現在まで累計受講者数は3万人を超えています。
デジタネは、学ぶから始まる学習ではなく、遊び場目線で学び場を創出してきたことで、子どもたちの「面白い」「楽しい」「もっと遊びたい・学びたい」を実現しています。デジタル領域を学習する生徒を1人でも増やし、将来大きな木や花となるよう「デジタルの種」を増やしていきたいという想いと共に、今後も学びの教育を推進します。
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https://digitane.jp/