問題解決能力、協調性、トライアンドエラーの精神など様々なことを学んでほしい
ロボ団 少路駅前校、千里山田校
講師:講師:阪口先生(左)、斉藤先生(右)
<千里山田校 斉藤先生インタビュー>
ロボ団のプログラミング指導の概要についてお聞かせください
LEGOのロボットを使って、子ども達がロボットを作って、プログラミングで動かし、ミッションをクリアします。カリキュラムの最終学年ではPythonを学びます。
「好きを学びに社会とつながる」をテーマに、ペアワークでロボット作りとプログラミングをすることが特徴です。コミュニケーション力やプレゼン力など、社会に出てから役に立つ学びを、楽しみながら学んでもらいます。
WROなどの世界大会にも出場し、2022年はエキスパート部門で世界4位と7位にロボ団のチームがランクインしました。
プログラミングを通じて子ども達にどのようなことを学んでほしいと思いますか?
プログラミングを通して学べることはたくさんあります。正解が一つではないので、失敗を恐れず、試行錯誤を重ねて、問題を解決していく力。他の人のプログラミングを知ることで、自分と違う相手の意見を受け入れたり、自分の考えを伝える力など、楽しみながらたくさん学んでもらいたいと思います。
プログラミングを学ぶことで将来どのような可能性があるとお考えですか?
どのような仕事をするとしても、子どもたちにとってプログラミングの知識は必須になると考えています。生活の中でITサービスを使わない日はほとんどありません。どこかで必ずプログラミングが関わっています。
子ども達が「好きなことを仕事にできる」そのための足枷にならないよう、今から力をつけてほしいと思います。
プログラミングの指導をされている時に特に気を付けていることを教えてください
子ども達の主体性です。ミッションをクリアするための方法は一つではなく、いろいろな方法があります。受身で先生からの正解を待っていては考える力はつきません。先生からもらったヒントを使いながら、ペアの子と話し合って、トライアンドエラーを繰り返し、自分たちのやり方でミッションをクリアする!だからこそ達成感があり、たくさん考え学ぶことができます。正解が示されていない中で、失敗を恐れずに試行錯誤して、問題解決を進める力は、未来を生きる子ども達に必要な力だと考えています。
今回プロ検の実施を決められた理由を教えてください
プログラミングはどのくらいできる!ということを伝えるのが難しい科目です。
ロボ団だけではなく、外部の検定をとることで、子どもたちがつけた力を証明できることが子ども達の新たな自信になれば嬉しいと思いました。
プロ検の実施によって生徒さんたちに変化はありましたか?
プロ検の合格後、自信がついたことで、大会にもチャレンジしたり、その後のレッスンに今まで以上に積極的に取り組むなどの変化が見えています。
プロ検へのご期待やご要望があればお願い致します
プロ検を取得することで、受験で科目が免除されるなどのメリットがあれば、保護者の方や子どもたちにとって、嬉しいポイントになると思います。
最後に、プログラミングを学ぶ子ども達へのメッセージをお願いします
何度も失敗をして、周りの子と相談して、オリジナルの正解を見つけて、先生達を驚かせてください!楽しんで^^
<少路駅前校 阪口先生インタビュー>
プログラミングを通じて子ども達にどのようなことを学んでほしいと思いますか?
ロボ団ではロボットプログラミングを通してプログラミングスキルのみならず問題解決能力、協調性、トライアンドエラーの精神など様々なことを学んでほしいと考えています。それ以外に、普段は生活において社会や保護者に庇護される立場にある子どもたちですが、ロボットプログラミングでは自在にロボットに指令を送り思いのままにコントロールする非日常感や楽しさも同時に体験しています。プログラミングという”手段”を使って自在に作りたいものを作る創造性なども養って欲しいです。
プログラミングを学ぶことで将来どのような可能性があるとお考えですか?
プログラミングやプログラミングを使用したテクノロジーによって、人々の生活がより豊かになっています。プログラミングで解決することは人間が手作業でする必要はありません。効率よく仕事を行い生産性を向上させ、増えた余暇時間は趣味や家族との時間に費やすことができる、そういう時代が訪れてほしいと思っています。目まぐるしく発展する時代に対応するために、より賢く生きていくために、プログラミングスキルは自身の財産になると考えています。
プログラミングの指導をされている時に特に気を付けていることを教えてください
その場で生まれるものを大切にしています。こちらが提示する課題を一方的に指示するのではなく、「こんな事がしたい」というリクエストがあれば可能な範囲で柔軟に対応しています。子どもならではの発想で授業準備段階では思い付かないような面白いアイデアが生まれることもあります。また、当教室ではプログラミングだけでなくロボット作成、プレゼンテーションも授業時間に行います。各レッスンに学習テーマが提示されているのでそのテーマでプレゼンテーションのスライドを自作して発表してくれる生徒もいます。プログラミング教室でありながら生徒それぞれが興味のあること、得意な事を伸ばせるような環境を用意しています。
今回プロ検の実施を決められた理由を教えてください
上記のように、私たちの教育は生徒らが伸び伸びと才能を伸ばせる環境にある反面、保護者からすると「子どもはロボ団に楽しく通っているけれどもプログラミングの力はついているのだろか」と疑問を持たれる方もいらっしゃいます。楽しく通っていただいている中でもしっかりとプログラミングが習得できている事を数字で確認いただくという目的で導入を決めました。検定でプログラミング力を見える化することで「プログラミングが好きだからこそ主体的に学ぶことができている」さらには教室に通う中で様々な知的好奇心が刺激され、「好きを学びに社会とつながる」証明ができると考えています。
プロ検の実施によって生徒さんたちに変化はありましたか?
自身の受検レベルに満足せず「もっと上のレベルを受検したい」という声が多かった印象です。検定対策をしてコツコツと頑張ったことが合格という結果として現れ自信に繋がったのではないかと思います。また受検した生徒らに「このレベルは一般的には中学生レベルだよ」と伝えると誇らしそうな表情をします。彼らは毎週の授業を楽しみに教室に来てくれていますが自然とプログラミングスキルが身に付いていることを実感できる良い機会になっています。
プロ検へのご期待やご要望があればお願い致します
検定の認知度の向上です。地域柄中学受験を目指す生徒も多いので、もっと多くの学校でプロ検が生かされたらいいなと思います。
最後に、プログラミングを学ぶ子ども達へのメッセージをお願いします
無限の可能性がある子どもたちですので、自分の興味のあることや得意を伸ばしていってほしいです。その中でもしプログラミングをやってみて、興味や関心があればもっとプログラミングの奥深い世界を私たちと一緒に探検できたら嬉しいです!