検定の合格が生徒のモチベーションにも繋がっています。
自由研究研究所
講師:三上 裕司様(教室長)
自由研究研究所様でのプログラミング指導の概要についてお聞かせください
Tech for ElementaryのFCとして主にScratchを使って基礎を教えています。
当教室では生徒には早い段階で資格取得を目指してもらうようにしており、始めてから半年で最初の受験にチャレンジします。
一方で生徒にとっての「居場所」になるように楽しさを意識した活動を心がけています。そのおかげか、小学生から通い始め、高校生になっても継続して通ってくれている生徒もいますね。
道南のプログラミング教育を盛り上げるために日々活動をしています。
資格取得を全面に打ち出して積極的に教室運営をされているのですね。地域貢献に対してもとても熱い想いを感じます。プログラミングを通じて子ども達にどのようなことを学んでほしいと思いますか?
プログラミングだけでなく、様々な体験をしてほしいと考えています。イラスト作成や動画作成など、PCを使った活動や、発電所の見学に行ったりもします。
プログラミングに関してはビジュアル言語だけでなくテキスト言語の指導に早く移りたいですね。やはり実際の社会で使えるのはテキスト言語ですので、実用的なスキルを身につけて欲しいです。
資格だけでなく、仕事に役立つスキルの習得も目指していらっしゃるのですね。プログラミングを学ぶことで将来どのような可能性があるとお考えですか?
「物ごとの仕組み」がわかるようになることが大きいでしょうか。ただ、まずはプログラミングというものに慣れて欲しいですね。
実はこれからの日本を考えると、子ども達だけでなく、高齢者にもIT知識をつけて欲しいと考えています。プログラミングを「子ども達でもあたりまえにできること」にしていくことで、高齢者含めた日本全体が「誰でもできるもの」と認識してもらいたいです。
とても視野の広いお話ですね。プログラミングの指導をされている時に特に気を付けていることを教えてください
とにかく「肯定する」「怒らない」を徹底しています。脱線しても遠回りでもなんとか最後は目指す作品に向かわせるようにします。
またプログラミングは「親もできないこと」である可能性が高く、家庭でも「うちの子は凄い」と思ってもらいやすい面があると思います。プログラミングを習い始めてから褒められるようになった、という子が増えるように意識しています。
確かに「プログラミングができる=褒められる!」という意識が社会に根付くと、プログラミング教育すそ野が広がりそうですね!では、今回プロ検の実施を決められた理由を教えてください
既に他の検定も実施していましたが、多様性が必要と思って取り入れました。
実施してみると、「四択問題」が入試と同じ仕組みということで保護者にもとても説明がしやすいことがわかりました。
ありがとうございます。プロ検は受験者の力を詳細に測ることができる設計になっています。プロ検の実施によって生徒さんたちに変化はありましたか?
授業の中でメリハリを付けられるようになりました。3か月に1回受験をさせるようにしていますが、やはり生徒は受かると「嬉しい」と言いますし、ご家庭によっては「受かったらおもちゃやお菓子などのご褒美がもらえる」ようで、それもまた子ども達にとっては大きなモチベーションになっているようです。
そういった小さなご褒美でも子ども達にとってはとても嬉しいですよね。それでは、プロ検へのご期待やご要望があればお願い致します
プロ検の社会的な位置づけをもっともっと上げていって、小学生にとって一般的な検定になって欲しいです。
ありがとうございます。頑張ります!最後に、プログラミングを学ぶ子ども達へのメッセージをお願いします
ゲームをはじめ、色々なものがプログラミングで動いています。まさにプログラミングは「世の中を動かしている技術」だと思いますので、是非身につけてください。