2025年9月検定よりテキスト言語の出題範囲を一部変更します

2025.07.18

プログラミング能力検定協会（東京都渋谷区、代表飯坂正樹）は、プログラミング能力検定（プロ検）におけるより普遍的なプログラミング能力の評価を目指すため、2025年9月検定よりテキスト言語（JavaScript、Python、Java）の出題範囲を一部変更することをお知らせいたします。

■テキスト言語レベル6における「タイマー」概念の出題削除について
プロ検では、プログラミングの基礎概念の理解度を重視しています。しかし、テキスト言語（JavaScript、Python、Java）レベル6で出題していた「タイマー」の概念は、実行環境によって挙動が異なり、再現性が担保できないケースがありました。
そのため、特定の環境に依存せず、より普遍的なプログラミング能力を評価するため、また、言語間の差異をなくし公平な評価基準を設けるため、2025年9月検定より、テキスト言語レベル6での「タイマー」概念の出題を削除します。

＜2025年8月検定まで＞

レベル高レベル低

		レベル	テキスト言語版（JS/Python/Java）
		6	タイマー、連想配列、クラス
		5	変数の型（null、型の確認）、配列操作（挿入、入れ替え、並べ替え）、二次元配列、例外処理
レベル	ビジュアル言語	4	switch、配列操作（追加、削除、参照）、定数、 while、ループの中断/継続
4	関数、リスト	3	変数の型（int、String、boolean）、乱数、関数、 for（配列処理）
3	論理演算子、変数	2	文字列連結、不等価、for、論理演算子、配列（宣言、取り出し、長さ）
2	不等号、座標、乱数	1	順次処理、出力、演算子、変数、if、不等号
1	順次処理、条件分岐、繰り返し、並列処理、角度	1	順次処理、出力、演算子、変数、if、不等号

＜2025年9月検定以降＞

レベル高レベル低

		レベル	テキスト言語版（JS/Python/Java）
		6	タイマー※、連想配列、クラス
		5	変数の型（null、型の確認）、配列操作（挿入、入れ替え、並べ替え）、二次元配列、例外処理
レベル	ビジュアル言語	4	switch、配列操作（追加、削除、参照）、定数、 while、ループの中断/継続
4	関数、リスト	3	変数の型（int、String、boolean）、乱数、関数、 for（配列処理）
3	論理演算子、変数	2	文字列連結、不等価、for、論理演算子、配列（宣言、取り出し、長さ）
2	不等号、座標、乱数	1	順次処理、出力、演算子、変数、if、不等号
1	順次処理、条件分岐、繰り返し、並列処理、角度	1	順次処理、出力、演算子、変数、if、不等号

※2025年9月検定以降は出題範囲から削除されます

■CFRP（Common Framework of Reference for Programming Skills）について
プログラミング能力検定協会が策定・公開しているCFRPは、プログラミング言語に依らず、学習・教授・評価するための共通参照枠です。このCFRPは、プログラミングの基礎知識を概念としてまとめ、その習得度を3つの段階（簡単な処理のプログラムを作成可能、複雑な処理のプログラムを作成可能、実用性の高いプログラムを作成可能）および6つのレベルとして定義しています。さらに、6つのレベルは詳細な60以上のプログラミング概念に分解され、具体的な知識を詳細に定義しています。
プロ検は、このCFRPに準拠しており、今回の出題範囲変更は、CFRPの定めるプログラミング概念の基準自体を変更するものではありません。CFRPに示されている普遍的なプログラミング能力をより正確に測定できるよう、検定の出題内容を調整するものです。

■今後のプロ検について
今回の変更は、受験者の皆様が、より本質的なプログラミング概念の理解と、様々な環境下で通用する実践的な能力を習得できるよう、検定内容を最適化するためのものです。選択式問題についてはこれまで通り出題を継続し、受験者の皆様のプログラミング能力の評価と学習支援に引き続き努めてまいります。
プロ検は今後も、プログラミングを学ぶすべての方々にとって、成長の糧となる学習目標と能力評価の指標であり続けるべく尽力して参ります。

■本件に関する問い合わせ先
プログラミング能力検定協会
住所：〒150-6222　東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー22F
TEL ：03-6416-5496
Mail ：info@programming-sc.com

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