北海道北斗市の教員がプロ検に挑戦!6人の先生にインタビュー

北海道北斗市 小・中学校の教員インタビュー

北海道北斗市にて、教員のプログラミングへの理解と今後の学校におけるプログラミング教育の強化を見据えて教育委員会からの指示の元、市内の公立小学校、中学校から11名の教員がプロ検を受験してくださいました。
また受験に際しては函館市のプログラミングスクール「自由研究研究所」がプロ検受験の対策研修を実施し、官民連携の好事例となっています。
今回は受験された先生方の中から6名の方にインタビューを行いました。

――インタビュー対象の先生
A先生(小学校2年生担任)
B先生(小学校ICT担当)
C先生(小学校理科専科・臨時採用)
D先生(小学校主幹教諭)
E先生(中学校理科・初任)
F先生(小学校特別支援)

まずは受験を終えられて、いかがでしたでしょうか?

A先生:思ったよりも難しかったですね。見直しをしていく中で混乱してしまいました。
B先生:丁度良い難易度でした。
C先生:得意なつもりでしたが、まだまだ論理的思考が足りないことがわかりました。
D先生:研修を受けた時にはわかっていたつもりでしたが、本番は少し悩みました。
E先生:過去問を繰り返し解いていたので、難しくはなかったです。
F先生:楽しかったです。研修で学んだ内容が活きました。

皆さん受験から学ばれたことがあったようですね。普段学校ではどのようなプログラミング教育(授業)をされていますか

B先生:休み時間等に教室を回って子ども達にプログラミングの宿題を出したりしています。職員室に聞きにくる子もいます。
C先生:6年生の制御の授業で実施しています。
F先生:理科や総合の時間にタブレットの使い方を学ぶ一環としてプログラミングに触る機会を作っています。

授業の中、外と様々な形での取り組みがあるのですね。先生の「プログラミング」や「プログラミング教育」に対するお考えをお聞かせください

A先生:国でも進められていることなので、論理的思考を養うためにまずは入り口に立たせてあげる必要があると思います。
D先生:今はまだ遊び感覚な印象で、「論理的思考」を身につけるための活動であることを教員も子ども達も意識しなくてはいけないと思います。
E先生:10年、20年先が不透明な中で、「IT技術」は中心になっていくと思いますので、子ども達には必須と思います。

まずは「やってみること」、そしてしっかりとプログラミングを学ぶ目的を明確にするということですね。今回プロ検を受験されようと決めたきっかけは何でしょうか?

A先生:サンプル問題を見て、いけるかな?と思いました。
C先生:市が背中を押してくれたことが大きいですね。子ども向けの検定ですが、幅広い層の人が受けて欲しいと思ったのでまずは自分が受けてみました。
E先生:事前の研修を受けて自分でも受けられるかも、と自信が持てたことです。教員が学び続ける姿勢を子ども達にも見せたいと思いました。
F先生:単純に興味があったことと、自分が受けることで子ども達にも説明しやすくなると思いました。

子どもたちに教えるにはまずは自分から、素晴らしい姿勢かと思います。この検定は学校のプログラミング教育にどのように活かせそうですか

A先生:こういう試験があるよ、と子ども達に伝えられそうです。「漢検・英検は受けないがパソコンを触るのが好き」という子もいるので、自分の実体験を踏まえて勧めたいです。
C先生:指導の引き出しが増えました。「先生がプログラミングの資格を持っている」と言えればまた子ども達の興味を惹けると思います。
E先生:技術科に限らず総合の時間を使って実施することで広まっていくと思います。
F先生:今回事前の研修がとても良かったので、校内で検定を受験するための教員向けの研修がもっとあると良いと思いました。

先生方の自信にも繋がったのが大きいですね。教員向けの研修はこれから私たちも考えていきたいです。学校でのプログラミング教育の位置づけは今後どのようになっていくと思いますか

A先生:検定(テスト)は子どもと同じ視点に立てるという点でとても良いと思います。
B先生:プログラミングについてはまだ「何ができるかわからない人」が多い印象ですので、タイピングなど、わかりやすいことから始めていくのも良いと思います。
C先生:これまでは全ての子どもに極力同じ質の内容を教えてきたと思いますが、今後は子ども達が何を学ぶかを選べる時代と思います。プログラミングも問題解決の一つの選択肢になると良いですね。
D先生:小学校で学んだことが今後中学校でも活かせるようになれば、高校へ繋がっていくと思います。
E先生:プログラミングは社会で必要な知識になっていくと思います。基礎力を付けながら、学校活動の中で子ども達が自分たちのやりたい事に活かせるようになると良いと思います。
F先生:特別支援教室でも週に1回はプログラミングを教えています。将来の選択肢が増えることに繋がっていくと良いと思います。

まさに先生と子ども達が同じ目線に立って進めていければ、多くの子ども達に将来の選択肢の広がりを提供できそうです。最後に全国の先生方へメッセージをお願いします

A先生:子ども達と同じ目線に立つために、まずは先生にプロ検を受験して欲しいです。
B先生:先生方もできれば「パソコン」を持った方が良いと思います。できることからやっていきましょう。
C先生:プログラミングは定年退職した私でも、子ども達でもできることですので、一緒にできることが当たり前の世の中にしていきましょう。
D先生:まずはやってみないとわからないので、自分でやってみて、その良さを知っていただきたいと思います。
E先生:自分も初めて取り組みましたが、やってみると意外と敷居は低いです。特にビジュアル版はぜひやってみてください。
F先生:やはり子ども達のためを思うと、自分たちが力をつけたいと思います。挑戦してみましょう!

先生方、ありがとうございました。一貫して「プログラミングは子ども達の将来に必要な力であり、子ども達に教えるためにはまずは自分から学ぶ」というメッセージがあったかと思います。学校の先生方がこのようにプログラミングの学習、教育に向き合うことは今後日本でIT人材を育成していく上で本当に大きな意義があると思います。北斗市のこれからのプログラミング教育の発展や子どもたちの成長が楽しみです。私たちも微力ながらこれからも学校の先生に対してもプロ検を通して貢献していきたいと思いました。北斗市の先生方、この度は誠にありがとうございました。

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